その後

2007年8月31日 連載
父が入院し、全てがうまく行くと思った。

治るって信じてた。

けど現実はそうじゃない。

あれから10年たった今でも私達は苦しんでいる。









その後祖母は父がそうなった原因をすべて母のせいにした。
それを聞いた叔母も母のせいだと言った。
近所の好機の視線は母と私に向けられた。

父は自分がなぜ病院に入れられたか気付かず母を責め立てた。

そんな中私と母は一生懸命頑張った。
親戚同志協力し祖母を支え、父のお見舞いに行き、高校生だった私は勉強を頑張った。

そして一段落ついたとき母はぽつりと言った。







「今、思えば、お父さんはおにいちゃん(長男)が大学に進学して家を離れてからお酒飲むようになったのよねぇ…」









そっか。お父さんはおにいちゃんがいなくなったから後はどうでもよくなったんだ。








じゃあ、娘の私は










ナンダッタノ?

コメント