長男は祖母の死と共に家を出る。

自分は母親に愛されていないと信じているからだ。

後にずっとこのことで母親に恨みを抱いていく。


家を継いだのは次男である。
母親は次男を生きがいにし、夫のように朝から晩まで家の用事をさせた。

言い方は悪いがこき使ったのである。
日中は大工仕事をさせお金を稼がせる。
その後は農業の仕事をさせる。

給料は当然全て家にいれさせる。



こうやって長い間やっていくことになる。
次男は妹達を父親の代わりに学校に入れ、独り立ちさせた。






楽しみといえば母親からもらうお金でタバコとお酒を飲むことだった。

それ以外は働くか母親の愚痴を聞くかの二通り。



それ以外のことはできなかった。








そんな次男に待望の嫁がくる。





このまま結婚し、幸せな家庭をきづけたら悲劇は起きなかった…。

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