社長の雑務

それは思ったよりも大変だった。

なぜなら温厚そうに見えてころころ言ったことが変わる人だったからである。

あるときわたしはチラシの下書き用の紙を切ることを教えられた。

サイズはB2

教えられたとおりに切った。

次に言われたのはB3

そのときわたしは現金処理関係の仕事をしていて必死に覚えていた、先輩から教えられていたので間違えないように!と必死だったのだ。

だがこの必死さはこの内線放送で打ち切られる

社長「ブドさん至急事務所まで来てください」

必死に先輩に謝って行くと

社長は機嫌を悪そうに下を向いたまま「紙切って、B3。」

以上である。

サイズも何も言われなかった。

今ならば
「それだけで分かるかぁ!ぼげ!はっきりいわんかぃぃ!」

とブチ切れれるのだがさすがに入社3ヶ月では問いだ出すことはできなかった。
しかも誰に聞けば良いのかわからなかった…。

誰も助けてはくれないのである。

しょうがないのでB2で切って持っていった。

当然お叱りの呼び出しがかかったorz

そいてそこで散々叱られた挙句

「ブドさんは頭が弱い!使えんなぁ〜〜!」

とインターネット部門の事務所でデカデカといわれてしまった。

まさに事務所の中心でバカと叫ぶ


入社3ヶ月で使える人間になるのか!普通!

今ならそういえる。
なぜなら人が人材として育ちきるまでに3年かかるといわれている。
入社3ヶ月といえばまだお尻に卵のカラをつけて歩いているヒヨコのようなものである。
ようやく仮入社社員の肩書きが取れたばかりである。

そんな社員に

「役立たず」

ショックだった…。

ただ本当ににショックな出来事はこれだけでおさまるはずがなかった。

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